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Channel: アメリカ/米国不動産投資日記
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中小企業交際費、全額損金算入の経済効果

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1月21日付けの日経に以下の記事が掲載されておりました。

中小企業の交際費、全額損金算入 政府・与党方針 http://s.nikkei.com/10NXFLV

現在は資本金1億円以上企業(=大企業)の交際費は、全額「非」損金扱いです。資本金1億円以下の企業(中小企業)は、年600万円を上限に9割までしか算入できません。政府は、交際費の全額を対象にして損金扱いを認め「中小企業の営業活動を後押しする」としています。また、損金算入できる交際費の上限額も引き上げる方針で、24日をめどにまとめる2013年度税制改正大綱に盛りこむ、との事です。

この税制改革の経済効果がどの位あるのかと、さくっと調べましたところ、下記の税理士さんのブログより、資本金別の交際費のデータがありましたので紹介します。

表で見る法人企業の実体-国税庁調査-税制改正の影響で交際費が減少|森田大税理士事務所 http://bit.ly/VmeZBe

2008年のデータだそうですが、資本金一億円以下企業の損金不算入額が6千億円近くあり、この額の4割が法人税課税されているということになります。全額損金算出が認められれば、この半分の3千億円位の交際費が伸びる可能性があるかもしれませんね。

イメージ 1

でも、資本金1億円以下企業が交際費の68%を占める点とか、資本金が少なくなる程営業収入10万円当たりの交際費が増えるのって、経費経済の日本らしいですね。12月末の日経ビジネス記事で、日本の資産1億円以上170万世帯の34%は中小企業社長(60万人)とありましたが、経費は小遣いみたいなもんなんでしょうね。

安倍政権はいろいろ賛否両論ですが、議員数的には圧倒的支持で選ばれたのかなり飛ばしてますね。このスピード感とおもいっきりの良さは評価すべきでしょうね(僕は個人的には円安政策は?ですが)。

では、Happy Investing!!!

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