調査会社のGfK NOPが世界主要国の国民の幸福度に関する調査を発表しましたので、紹介します。
昨年あたりは、国民幸福度が高いといわれるブータン国王の来日等もあり、日本でも「幸福の経済学」に関する議論がちょっと盛り上がりましたね。しかしながら、アベノミクスで経済成長に舵取りが進み、今のところ株価などで結果が出てますので、「幸福議論」は何処に行ってしまったようで。
幸せな国民が多い国のランキングは以下の通りです。エジプト、インド、メキシコ、ブラジルなどの新興国がトップ10入りしているのが、興味深いですね。豪、米、カナダ、スウェーデンはお決まりという感じでしょうか?
Australia 46%>USA 40%>Egypt 36%>India 34%>UK 32%>Canada 32%>Mexico 31%>Sweden 30%>Brazil 29%>Saudi Arabia 28%。
不幸せな国民の多い国は以下の通りです。3つに分類できますね;1)東欧を中心とした新興国、2)台湾・香港といった豊かだけどセイフティクッションが少ない小国、3)日仏といった経済が長期低迷する先進国。
Hungary 35%>Russia 30%>Turkey 28%>South Africa 25%>Poland 24%>Philippines 23%>Japan 21%>Taiwan 19%>France 18%>Hong Kong 17%
幸福でいるための重要な要素は以下の通りです。この応えは国によってかなり違ってそうなので、生データをチェックしたいです。
健康 84%>持ち家 60%>子供 48%>興味深い仕事 46%>自由時間 36%>庭22%>高級車・2台目の車 19%>最先端の家電・ガジェット 19%
この手の調査は、いくつかの会社が手がけており、有名ドコロでは下記があります。
- ギャロップ国民幸福度ランキング http://t.co/mlfoUezL 10年発表データ。1デンマーク、2フィンランド、3ノルウェー、4スエーデン・4蘭、6NZ・コスタリカ、8イスラエル・豪・スイス・カナダ。米は14位。北欧の食うに困らず+社会保障が手厚い国が高い。
- ミシガン大 幸福度調査 http://bit.ly/cQAxFN デンマーク>プエルトリコ>コロンビア>アイスランド>北アイルランド>アイルランド>スイス>オランダ>カナダ>オーストリア
アベノミクスの結果、格差が広がり、まだこの幸福の経済学議論は盛り上がってくるような気がします。
では、Happy Investing!!!
P.S. 過去のブログ書き込み、「幸福の経済学?」ぜひお読みください! http://bit.ly/x38hom